イランの真実を知ってください。
イランの国情報
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・解説
正式国名はイラン・イスラム共和国で、国教はイスラーム教シーア派の国である。ペルシア人を含めた多くの民族が住む国で多民族国家である。政治の形としてはイスラーム共和制を掲げており、イスラーム法学者が政治を監督するという形である。革命防衛隊を握っているイランにおける最高位の政治及び法学者である最高指導者の他にも大統領も存在し主に行政を司っている。大統領は国民による選挙によって選ばれるが、最高指導者は国民に選ばれた法学者による評議委員から選ばれ任期は終身である。
イランの歴史はかつては帝国があったがその内政は西欧に翻弄されたものであった。帝国時代パーレビ2世の治世では白色革命という古来からの慣習をなくし西欧化をしていくために、女性参政権の導入、一夫一妻性、そしてヒジャブの着用禁止をする政策などを実行した。これらの政策は大きな混乱を招いたとともにイスラーム法学者から大きな批判を招いた。大きく事態が動いたのは1978年にホメイニ師を中傷する新聞記事をめぐり大暴動に発展、9月にはデモ隊に向け軍隊が発砲し、翌年の1月には国王が国外逃亡し帝政は消滅した。これがイラン・イスラーム革命である。4月にはイスラーム共和制の採用を国民投票で可決しそれが現在のイラン・イスラーム共和国である。
日本を除いたG7の先進国との関係は基本的には最悪である。日本(特に自民党)とイランの関係はかなり強固であり、特に岸田元総理大臣のバカはイラン史上最悪の大統領、エブラヒム・ライシの死去に伴う弔問に訪れ、記帳までするなどという有様である。まるで小泉元総理大臣や故・安倍元総理大臣が金正日の死去に際して朝鮮総連に弔問に行き、記帳するような行為である。岸田総理の行動は許しがたい行為であり、イランが支援するフーシ派(アンサールアッラー)が日本の商船に対し攻撃していることに対して半ば容認している行動である。
・イランの現状
人権状態ははっきり言って北朝鮮並みに最悪である。パリオリンピックの難民選手団の37人の選手が出場しているがそのうち
14人がイラン国籍でイラン当局に追われ命からがら西欧諸国に政治亡命した状態だ。亡命理由は様々でヒジャブを着なかった状態でインスタグラムに自撮り画像を投稿したら当局に見つかり、逮捕される可能性を知り国を捨てる決断をした女性の選手もいた。ライシ政権下では宗教警察の取締がかなり厳しくなり、2022年にはヒジャブの着方で拘束された女性(トップの画像の人)が死亡する事件が発生に伴う大規模なデモが発生し、それに対し大弾圧を行い少なくとも500人以上が死亡したと見られている。
・イランの劣悪な人権状態と不公正な司法
この上の8人の男性は死刑囚です。イランにも日本と同じように通常の犯罪を裁く「裁判所」があります。ただしイランの裁判制度には他に2つ一審制の裁判所があり国の存続を脅かす人を裁く「革命裁判所」そしてイスラーム法を正しく適用するための「イスラーム法学者裁判所」があります。この8人のうち殆どは一切の証拠もない殺人罪で「革命裁判所」で裁かれ上訴不可の死刑判決を受けました。そのうち何人かの死刑囚は最高指導者直属の革命防衛隊諜報部により拷問された後、でっちあげの証拠と自白で死刑判決が下りました。写真のうちデモ参加者の一人は”治安部隊に射殺された9歳の少年”の殺害の罪が有罪とされ完全にでっち上げの北朝鮮並みの
不公正な見せしめだけのでたらめな裁判であるとみられます。(参考文献:https://iranwire.com/en/prisoners/132655-eight-political-prisoners-in-iran-face-risk-of-execution/)少なくとも弾圧を目的とした死刑判決や公開処刑はイランでは北朝鮮と同じように行われていることは明白でしょう。
イランは近年人権状態が急速に悪化しており、女性に対するテロ行為が発生しています。一番顕著なのは女性学校に対した毒ガス攻撃である(https://www.bbc.com/japanese/64820042)。これらのフェミフォビア攻撃は決して許されることはないだろう。以前から発生している人権蹂躙は禁止された宗教の教徒や無神論者、そして同性愛に対する死刑判決と公開処刑、そして18歳未満の少年少女に対する処刑など、北朝鮮同様に深刻な問題になっている。
・イランの公開絞首刑写真展(随時更新中!)